記事リライトとは
- (何)既に公開されている記事をデータや結果をもとにより質の高い記事にする作業
- (なぜ)読者が必要としている情報をより”分かりやすく”、”詳しく”届けるため
- (いつ)必要に応じて行う
- (誰が)メディアマネージャー
K-Channelのミッション
K-Channelのミッションは「”韓国"に関する情報発信を通じて読者に新しい選択肢、より良い生活を届ける」です。このミッションを達成すべく記事を作成し、お客様に情報を届けています。
なぜリライトが必要か
- 読者が必要とする情報を記事内で正しく紹介するため
- 読者のために作成した記事をGoogle検索を通して読者に届けるため
私たちは記事を通じて、情報を紹介しています。しかし、時代の流れとともに常にモノ・コトは新しくなっていきます。よって1年前に公開した記事はもう意味がない情報かもしれません。
また最初にも述べたように私たちのサイトを運営する目的は「”韓国"を通じて読者に新しい選択肢、より良い生活を届ける」です。ただ、良い記事を作成するだけでは、読者のもとには届きません。記事を検索結果で上位表示し読者のもとに届けるためにも、Googleを中心とした検索エンジンの意向を理解したうえで、対応していくこと(リライト)が必要になります。
リライト記事を選定する
まずはリライトが必要な記事を選ぶ必要があります。リライト記事の選定方法は以下のものがあります。
リライト選定基準
- 検索結果で上位表示されていないもの
- オーガニックからのアクセスが減っているもの
- 公開から12ヶ月以上経っているが1度も更新されていないもの
- 読者の直帰率・離脱率が高いもの
- 情報の更新が必要と考えられるもの
目的や優先事項に応じて、上記の中から適当な基準に沿ってリライト記事を決定していきます。それぞれの項目に関する選定基準は次の項目で詳しく説明していきます。
また一方で下記の対象となる記事は特別な事情がない限りリライトの対象外としますので注意してください。
リライト対象外の記事
- 記事公開から3ヶ月経過していない記事
- 他社が弊社の承認を得て寄稿した記事
- PRとなっている広告記事
また下記のような場合の記事はリライトではなく、別の対応(新規作成など)が効果的と考えられます。責任者に相談の上で判断しましょう。
別途対応基準
- 外部からのリンクが無く、アクセスが年365以下
- 検索結果における順位が70位以上
検索結果で上位表示されていないもの
検索結果で上位表示されていないという言葉は非常に曖昧です。そこでうちのチームでは、下記を上位表示とします。
上位表示の定義
該当のキーワードがGoogle Japanの検索結果にて3位以内に表示されていること(広告等は除く)
上記を基準とした場合、検索結果にて順位が4位以下の記事が対象となります。検索結果での順位に関しては、Search Console/ahrefs/Rank Trackerといった順位トラッキングツールを用いて確認をしてください。
注意ポイント
検索結果3位以内の記事はリスクが高すぎるので特別な理由がない限り、リライト対象外となります。
サチコを用いた順位の調べ方
- サチコを開きます
- 左のバーより検索パフォーマンスを選びます(期間は基本的に6ヶ月)
- データが表示されたら、平均掲載順位を押して順位を表示させます
- フィルターで掲載順位が4位以上のキーワードのみ表示します
- 残っているキーワードは改善対象となります。
注意
サチコで表示される順位はあくまで平均になりますので、正確でないことを理解しておいてください。正確なランキングには
Search Console only shows average ranking positions, so it’s usually not a particularly accurate representation of your actual ranking position. Check the accurate ranking with ahrefs or any other rank tracking tools.
リライト対象となるのはターゲットキーワードに指定されているものです。それ以外のキーワードは検索意図を精査し、リライトの際に使用するか、新しいターゲットキーワードとし新規記事作成をすることになります。
オーガニックからのアクセスが減っているもの
オーガニックからのアクセスが減っている場合、いくつかの要因が考えられます。しかしながら、基本的には検索結果での順位の下落が主な理由となりますので、1つ上の「検索結果で上位表示されていないもの」と同じ方法で選定して下さい。
公開から12ヶ月以上経っているが1度も更新されていないもの
公開後12ヶ月1度も更新されていない記事は情報が古くなっている可能性があります。またGoogleが情報の最新性を重視していることからも、リライトを行う必要があります。
記事の公開日とリライト歴はこちらから確認してください。
読者の直帰率・離脱率が高いもの
読者の直帰率・離脱率が高いものは記事が読みにくい、情報が不足しているなどの理由が考えられます。そのため、直帰率が55%以上の記事はリライトを検討してください。
情報の更新が必要と考えられるもの
人口、年齢など、毎年数字や日付が変わるものはその時々、必要に応じて変更する必要があります。こういった記事もリライト対象に選び、リライトを行いましょう。
リライトの効果がありそうか確認する
最初にも述べたように、より良い記事を作ることと同じく、検索結果で上位表示を狙うことも重要になります。そこで、リライトの選定基準を満たした記事がリライトして順位を上げ、より多くの人に見てもらえる可能性があるのかを確認する必要があります。
上位記事がクリックされているか確認する
上位に表示されている記事がクリックされているか確認します。その際に確認が必要な項目は、以下の3つです。
- オーガニッククリック率
- 検索需要 (Keyword Planer でも確認する)
- 想定クリック数
これらの数値をahrefsを使って確認しましょう。
オーガニッククリック率が70%↑のものは使用可。69%以下、40%以上の場合は、検索需要をKeyword Plannerで確認して下さい。検索需要とオーガニッククリック率を掛け合わせ500以上のものは使用可とします。
注意ポイント
上記はあくまで基準になります。場合によって、少ないアクセスでも価値がある場合などは基準に関わらずリライトするようにして下さい。
バックリンクを確認する
リライト予定の記事より上位に表示されている記事のリンクをしらべます。
- ahrefsのKeywords Explorerにアクセスし検索結果を表示します。
- 上位に表示されている記事のDomain Ratings (DR) and URL Ratings (UR)を確認します。
- 上位に表示されている記事でDRもしくはURのどちらかまたは両方の数値が明らかに高い(5以上)場合、リライト対象外になります。
仮にDR・URともに明らかに数値が低い場合は、記事のコンテンツが理由で下位に表示されていると考えられます。そのため、リライトする価値は大いにあるでしょう。
検索上位の記事が情報型確認する
上位の記事のDR・URが低いものはリライト対象になりますが、もう少し調査が必要です。読者が求めているものと私たちが提供できるものがマッチしているか確認してください。
例えば「Twice 画像」と検索する人は、Twiceの画像を探しています。こういった場合、検索結果の上位は基本的に画像、もしくは多くの画像を有するサービスが上位にきます。
「ティッシュ 安い」と検索する人は、ティッシュを安く買いたい人であることが考えられ、検索結果の上位は基本的に楽天やAmazonなどのショッピングサイトになります。
こういった場合、私たちがいくら記事をリライトしても読者が必要としているものを届けることは難しく、上位表示も出来ないので対象からリライト対象から外します。